シンガポールでの滞在を延長する方法:ビザ延長オプション

シンガポール滞在延長ガイド

シンガポールでの滞在を延長する必要がありますか?延長の申請方法は、シンガポールのビザや入国パスの種類によって異なります。

こちらでは、申請手順、手数料、処理時間など、適切な種類の延長申請のために必要なすべての情報を確認できます。

シンガポールでの滞在を延長できますか?

ビザ延長に必要な手続きは、現在お持ちのシンガポールのビザや入国パスの種類によって異なります。

シンガポール入国時に短期滞在パス(STVP)を取得している場合は、オンラインで延長申請ができます。

ただし、シンガポールでSパスなどの許可を得て就労している場合は、雇用主がビザの延長申請を行う必要があります。

STVPとSパスの延長

シンガポールの短期滞在パスとSパスの主な内容をご確認ください。

シンガポールのビザの種類 短期滞在パス(STVP) Sパス
目的 観光、ビジネス、家族訪問 就業
最初の有効期限 30日間 1~2年
延長期間 最長30日まで延長可能、通常は1回のみ延長可能 最長2年まで延長可能、複数回の延長可能
延長申請の方法 旅行者が入国管理局を通して申請 雇用主が労働省を通して申請

STVPとSパスの詳細については、それぞれの許可証の延長手続きも含め、この先でご説明します。

シンガポール短期滞在パスとは?

短期滞在パス(Short-Term Visitor Pass:STVP)は、多くの日本国籍の方が利用している入国許可証です。

就労、就学、居住のためのビザとは異なり、事前に申請する必要はありません。STVPはシンガポール入国時に発行されます。

シンガポールSTVPの取得

シンガポールに入国するには、到着時に登録済みの入国カード有効な日本のパスポートの提示が必要です。また、復路の予約確認書と税関申告書の提示を求められる場合もあります。

最初の入国要件を満たすと、自動的にシンガポールの短期滞在パスが発行されます。STVPはビザではなく、短期間の滞在を許可する入国許可証の一種です。

短期滞在パスの有効期間は?

ICAの短期滞在パスは、最長30日間の滞在が可能です。観光や短期出張にご利用いただけます。シンガポールにいる友人や家族を訪問する際にもご利用いただけます。

30日以上滞在する必要がある場合は、入国管理局(ICA)でシンガポールビザの延長を申請できます。

シンガポールSTVPの延長方法

STVPを延長するには、シンガポールのICAに直接申請する必要があります。許可が下りると、さらに30日間滞在できます。

申請の際には、延長申請する理由を説明するよう求められます。

ICAでは、旅行日程の延長や家族訪問など、さまざまな観光ビザ延長理由を認めています。

ビジネス目的で渡航している場合は、近い将来に新たな会議やカンファレンスに出席することも滞在を延長する適切な理由になり得ます。

30日間のシンガポール滞在パス延長の申請方法

30日間のシンガポール滞在パス延長を申請する手順は次の通りです。

  1. ICAのウェブサイトにアクセス — e-servicesポータルにログインし、シンガポールビザの延長オプションを選択します。
  2. 申請フォームに記入 — 個人情報や延長理由を記入します。
  3. 必要書類の提出 — 延長期間中の旅行計画を証明する書類など、必要な書類を提出します。
  4. ICA延長手数料の支払い — 申請書提出の最終段階として、ビザ延長手数料を支払います。

延長申請の結果は、ICAからEメールで通知されます。

ほとんどの申請は1~3営業日で処理されます。申請内容に不備がある場合、当局は延長の可否を決定する前に追加情報を要求することがあります。

シンガポール滞在パスの更新手数料はいくらですか?

STVP延長手数料は40シンガポールドル(約4,400円相当)です。費用は申請内容によって異なります。

ICAのオンライン申請ポータルでは、アメリカンエキスプレス、JCB、Mastercard、UnionPay(銀聯)、Visaなど、主要なクレジットカードおよびデビットカードがご利用いただけます。

STVPの延長承認を得るためのヒント

短期滞在者パスの延長の承認可能性を高めるには、次のヒントを参考にしてください。

  • STVPの有効期限が切れる少なくとも1週間前までに申請すること
  • 延長申請する理由を具体的に説明すること
  • 申請書に記入する際、必要な書類をすべて提出すること

延長が承認された場合は、新しい有効期限に注意してください。延長されたSTVPの有効期限が切れる前にシンガポールを出国する計画を立てる必要があります。

就労および長期滞在者向けSパス延長

Sパスを取得してシンガポールで就労している場合、ビザの有効期限後もビザの延長が認められる可能性があります。

Sパスを延長するには、雇用主が申請者に代わって労働省(Ministry of Manpower:MOM)に申請する必要があります。

シンガポールSパスの延長方法

シンガポールで1年以上就労すると、雇用契約が当初のSパスの有効期間を超えて延長される可能性があります。

外国人就労ビザが引き続き有効であるようにするために、雇用主はMOMのオンラインポータルにアクセスして延長申請を提出する必要があります。

雇用主は、申請者の適正、給与、職務に関する詳細を確認するよう求められます。当局が、延長要件が満たされていることを確認すると、Sパスが延長されます。

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